ふわっとしていて、軽くて、みんなが大好きなお菓子シフォンケーキ。
普通のスポンジと何が違うのか、何でシフォンっていうのか教えて!
シフォンケーキ Chiffon cake
コトバンクより
小麦粉に卵・砂糖・サラダ油を混ぜて練り、型に入れて焼いた洋菓子。スポンジケーキの一種で、アメリカで生まれた。シフォン(薄い平織りの絹織物)のような軽くふんわりとした食感であるところからの名という。
こんにちは。今回は大好きなシフォンケーキについて深堀していきたいと思います。
では早速、シフォンの歴史からGO!
シフォンの歴史
シフォンケーキはどこの国のお菓子なのか
アメリカ生まれでスポンジケーキの一種です。
レストランにパンを卸していた彼。
自宅の空き部屋を、秘密の厨房にしてシフォンケーキを焼き続けました。
ふわふわした食感が話題となりレシピを聞かれるも、長い間そのレシピは公開しませんでした。
絹のような滑らかで
ふわふわしたケーキはきっと、昔から人気だったんだね。
発祥の地はどこ?
アメリカ、ロサンゼルスです。
日本の歌手AIさんの出身で、初めてディズニーリゾートが作られた場所ロサンゼルス。
そんな日本からは遠い場所で生まれたシフォンケーキ。
いつか発祥の地に行ってみたい!
本場のチーズバーガーが食べてみたい…
シフォンケーキ概要
1927年にアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスの一介の保険外交員で料理愛好家、ハリー・ベーカー(Harry Baker、1884年 – 1974年)によって、卵白のみを用いて作るエンジェルフードケーキ(英語版)を元に考案され、食感が絹織物のシフォンのように軽いことから名付けられた。ベーカーのシフォンケーキは、ハリウッドの芸能人のパーティやブラウン・ダービー・レストラン(英語版)から注文を受けるほどの人気を博した。ベーカーはレシピを公表しなかったため、その製法は長く謎とされていたが、1947年に自らの高齢などを理由としてレシピがゼネラルミルズ社に売却され[注釈 1]、長い間の謎とされてきた「生地に植物油(サラダ油)を加える」ということがこの時に明かされた。ゼネラルミルズ社が1950年に出版したレシピにはベーキングパウダーが入っていた[1]が、多量のよく泡立てた卵白(メレンゲ)が膨張剤として十分に作用するため、下記のようにベーキングパウダーを省略したレシピも多い。発表後にアメリカでは爆発的なブームとなったが、そのピークは10年ほどだった。
Wikipediaより一部
日本でシフォンの元祖
アメリカンホームメイドケーキ専門店です。
1976年の誕生から2022年までもの長い間、親しまれていたようですが残念ながら現在は営業されていないようです。
当時はオイルが入っていないレシピだったようですが、シフォンケーキの定義ってあるのでしょうか。
シフォンケーキの定義
スポンジ‐ケーキの一種。生地に植物油を加えて作る。シフォンのようにきめが細かい食感が特徴。中央に円筒形の空洞がある背の高い円型で焼く。
広辞苑 第七版より
なるほど。
シフォン型で焼くという特徴があるみたい!
ひっくり返す理由
シフォンケーキを焼いた後、逆さまにして冷まします。
ではなぜ、このようにするのでしょうか。
理由
・粉の量が少ない
・重力を使用
・比重が軽い
シフォンケーキは粉の量が少ないレシピがほとんどだと思います。
そのため、重力で膨らんだ生地を支える力の役割がある粉が少ない。
だから逆さまにして冷ます必要があります。
また、違う生地と比べて同じ100gでも、量の違いがあります。
スポンジケーキとの違い
ここまできたら、もう違いは分かる方が多いかもしれません。
スポンジケーキ、あるいはスポンジ生地とはフランス菓子に代表される洋菓子において、小麦粉をベースとしたパティスリと呼ばれる分野の菓子の基本的な生地のひとつ。膨化食品の一種でもある。溶いた鶏卵の起泡性を利用し、オーブンで弾力に富んだ軽いスポンジ(海綿)状に焼き上げるケーキ生地で、製菓関係の文脈では略して単にスポンジと称することもある。日本ではショートケーキやチョコレートケーキ、ロールケーキの土台として使われることでなじみぶかく、またこの生地を使用した一群のケーキの総称としてもスポンジケーキの呼称を使うこともある。
Wikipediaより一部
以上の事から勝手に二つの違いをまとめてみました。
スポンジケーキ=スポンジのように弾力のあるケーキ生地の総称
シフォンケーキ=絹のようなふわっと軽い食感のケーキのこと
ふわふわのコツ
やはりメレンゲでしょう。
✅卵白と砂糖を加えてしっかりと泡立てる
✅泡を消さないように混ぜ合わせる
しっかと泡立てたメレンゲを壊さない様、さっくりと混ぜ合わせることがポイントです。
手作りの日持ち
手作りの場合の日持ちは御使いのレシピによって変わります。
砂糖が多くなれば日持ちしますが、水分量にもよりますのであくまでも目安です
常温で3日
冷蔵で1週間
お店では焼きたてを食べて頂きたいので、製造日を含めて
常温で3日を消費期限としています。
どの位冷ます?冷まし方
冬の寒い室内だと、2時間ほどで冷めます。
夏場では5時間ほど冷ましておけば安心
瓶などの耐熱の物に逆さまにして冷まします。
冷蔵庫で一晩、乾かないように粗熱が取れてからラップをして冷ますのも良いでしょう。
現在のシフォンケーキについて
現在のシフォンケーキにはいちごやクリームチーズ、更にはオリーブや肉類などを使います
意外な素材を入れたレシピも珍しくありません。
また、シフォンケーキには植物油を使うのが通常ですがバターを使ったり米粉を使うケーキも出てきました。
ふわふわ食感のシフォンケーキをラスクにするなど、もはや定義無視のお菓子も登場。
クリームを挟んだり、サンドイッチにしてみたり、あんバター等々…
皆さん、思い思いの好きな素材と一緒にシフォンケーキを楽しみましょう。
まとめ
何といっても、ふわふわ食感が特徴のシフォンケーキ。
ここまでシフォンケーキについて色々と調べてきました。
知りたい情報は見つかりましたか?
この記事で少しでもシフォンケーキについての疑問解決になれたら嬉しいです。
以上!